起立性調節障害の娘が元気になるまで♡

小学6年生で起立性調節障害になった娘、元気になるまでの記録です。

起立性調節障害の娘:進路決定と通信制高校入学試験

小学6年生で起立性調節障害と診断された娘も、高校進学を考える時期になった。

当初は、全日制の普通高校を考えていたものの、中学3年生の秋になっても体調が回復しなかったので、中学3年生の11月に週5日制の通信制高校に進路変更することに決めた。
高校を決定してからは速かった。

通常の2月の一般入試に先駆けて、11、12、1月に特別専願入試が実施されていたからだ。

11月の試験には、準備が間に合わなかったので、12月の入試を受験することにした。

膠着状態が続いていたので、早く高校生活に気持ちを切り替えたかったのもあるが、特別専願入試は学力試験の科目が少なかったことも決定打だった。

入試のために個別塾のオンライン授業を受講していたが、毎回授業の前に体調が悪くなる。塾に欠席連絡をするのが憂鬱だったが、入試が決まれば、そのストレスからも解放される。

高校のオープンキャンパスで先生に相談した時にも、現状よりも前向きになれる要素を感じていた。
その高校には起立性調節障害の子も多く、学校と保護者が連携をとって見守って進めているとのこと。

欠席した時の授業の遅れやノート提出などを本人は気にしていたが、「友達が助けてくれるよ」と不安を吹き飛ばすように明るく言ってもらえた。

その高校では習熟度別の授業があるのも、中学校の授業を受けられていなかった娘にとって安心材料だった。

そして出席日数が足りない科目は救済措置があり、レポートを提出すれば留年を免れるとのこと。

やはり、通信制高校は融通が利くようだ。

この学校なら、週5日制でもなんとかなりそうだ。

 

入試に向けても配慮に厚く、入試相談の機会が設けられていた。

入試の選考方法には、保護者同席での個別面談と、課題作文、基礎学力試験があったが、入試相談を受けると、作文の課題内容、学力試験の過去問題集を教えてもらえて、模擬面談をしてもらえることになっていた。

入試相談を受ければ対策できるので、入試は問題なく合格できるそうだ。

そうして12月中旬に受験し、12月中に合格の連絡が来た。

志望校を決定してから1カ月足らずだった。

安心して年を越せることに安堵した。

不安やストレスがあると、起立性調節障害の症状にもよくない。

高校に向けて、希望を持って、前向きに過ごしてもらうことが一番だった。

本人も、高校生活をとても楽しみにしているようだった。

相変わらず中学校には放課後週1回登校する程度だったが、高校へのプレ登校の日を指折り数えて過ごすこととになった。

とりあえず、一安心だ。

不安は消えたので、良くなることだけ考えよう。