起立性調節障害の娘が元気になるまで♡

小学6年生で起立性調節障害になった娘、元気になるまでの記録です。

起立性調節障害 中学卒業式までの見守りの日々

卒業式が近づいてくる。

小学6年生で起立性調節障害と診断された娘、高校進路も決まり中学生活もあとわずか。

相変わらず、中学校には週1回放課後登校する程度。

卒業式の数週間前から、「卒業式は出ない。」と言っていた。

「そう…」

少し内心びっくりしながら、でもやはりそうかと思う。

動揺を見せないように聞いてみる。

「いいの?寂しくない?」

多分、寂しいのは私だ。

 

実際、夕方まで動けない日が続いていた。

頑張って朝起き上がって行けたとしても、式の間中ぴしっと座って、事あるごとに「起立!」「礼」「着席!」の動作を俊敏に皆と同じようにはできないだろう。

きちんとしたい彼女にとっては、みんなの前でしんどい姿も見せたくないだろうし、また倒れるかもしれない。

言いたい気持ちはあるけれど、本人の気持ちを尊重することにした。

本当は、親としてとても複雑で寂しい気持ちもあった。

でも、思い出すのは秋の体育大会のこと。

運動会に向かう途中から気持ち悪いと言っていた彼女。

遅れて到着すると、ほぼ種目は終わっていて、参加することができなかった。

帰った後、「運動会見せてあげられなくてごめんね」

と、私に言った。寂しそうに。

私は、彼女は私に気をつかって無理をしたんだ、とその時気づいた。

確かに、私は運動会を楽しみにしてしまっていた。

子どもが頑張ってる姿を見たいと思うのは、親のエゴなのかもしれないな。
既に彼女は、毎日頑張っている。

親の希望や期待で、これ以上ストレスを与えてはいけない。

私は、ただ寄り添って、見守るべきなのだ。

そう自分に言い聞かせてみる。

だから、卒業式も参加を押し付けないことにした。

頑張れとは、ずっと言ってない。

彼女の状況で、そう言われるのはつらいと思うから。

体が思うように動かない日々。

なるべく、ストレス要因を与えたくなかった。

私は、ただただ見守ろうと思う。