起立性調節障害の娘が元気になるまで♡

小学6年生で起立性調節障害になった娘、元気になるまでの記録です。

起立性調節障害、高校進学を考える中3の夏休み

小学6年生で起立性調節障害と診断された娘も、中学3年生の夏を迎えていた。

いよいよ高校進学を具体的に考えなくてはいけない。

定期テストは、午後受験。

提出物も遅れずに出していたが、登校は週に2日ほど。

しかも午後のみという状態だったので、公立高校は難しく私立の専願ならなんとか… と、先生と懇談で話していた。

本人の希望は「毎日かわいい制服を着て登校して、クラスメートと学校生活を楽しみたい」と、いうものだったから、全日制高校で探すことに。

元々、友達と遊ぶのが大好きな娘、学校帰りにカラオケに行ったり、おしゃべりしたりするのが、夢なのだという。

中学時代、なかなか登校できず、友達と遊びに行くのも減っていっていたので、高校生活は楽しみたいのだろう。

とても、気持ちはわかるし、まずやりたいことを強く願って希望を持つことが、中3後半、高校受験に向けて頑張れるモチベーションになるのではないかと考えた。

まず、登校するにも体力面の不安があるので、通いやすい距離で、できればかわいい制服の学校を探す
しかし、高校は中学と違い、出席日数の問題がある。

起立性調節障害ということで、配慮してもらえる高校はないのだろうか。

学校ごとの温度感が知りたいと思い、まず多くの私立高校が集まる学校説明会に何度か参加し、気になる高校の入試担当の方に聞いて回った。

それぞれ授業を3分の1以上欠席で留年になるという高校が多かったのだが、ある女子校では4分の1で、しかも体調が悪い時は保健室登校など、かなり融通をきかせてくれるという。

残念ながら、偏差値を考えると学力面で断念したが、別の女子校も特に配慮はないものの、起立性調節障害の子も、卒業できている子も多いから大丈夫と、前向きな回答だった。

しかし共学校で話を伺うと、進学校では出席日数はもちろん成績も必要、と当たり前だが釘をさされた。

またひどいところでは、起立性調節障害と言っているのに「なぜ登校できないの?」と不思議そうに聞かれた。 その学校は、とても元気な生徒が集まる学校で、さぼろうとする生徒対策のためか、出席日数に厳しい。

基本はどこも3分の1以上欠席すると留年ということだったが、やや学校ごとに話から受ける印象が違う。

そこで当初共学校を志望していたが、まだ前向きな印象を受けた女子校の、夏休みのオープンスクールや、文化祭、クラブ体験会などに積極的に参加した。

田中英高先生の著書『起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブック』には、中学3年の2学期後半~3学期にかけての出席割合での高校進学先の目安が書かれている。
正直このままの出席日数では、高校に進学しても留年しない程度に登校するのは難しいだろう。

しかし、高校が楽しみで「絶対通いたい」という強い意欲が持てたら、2学期から体調が回復するのではという可能性にかけたかった。

実際、志望校には勉強以外のカリキュラムや、コースが用意されていて、娘はとてもワクワクしているようだった。

受験科目も2教科でよく、塾の先生にも相談したところ、基本問題だけ繰り返し勉強したら、専願入試なら受かるだろうということで、それに向けて、ドリルを用意し、スケジュールを組んでもらうことにした。

 

 

[ブログ:G:10328537792364787751:バナー]

[ブログ:G:6801883189069937704:バナー]

[ブログ:G:10328537792366414420:バナー]